この先100年を生き抜く長寿企業の答え

滋賀県東近江市の五個荘金堂は、日本最大の湖である琵琶湖の東に位置しています。 この地域は「三方よし」で知られる近江商人発祥の地です。町並みには舟板塀や白壁をめぐらした蔵屋敷がたちならび、町中を清らかな水が流れる掘割では錦鯉が優雅に泳ぐ伝統的で美しい町です。
日本独特の瓦屋根が連なる五個荘金堂の町並み
この地域は100年以上続く長寿企業をたくさん輩出しています。その背景には「三方よし」と言われる経営哲学をもつ近江商人の存在があります。 近江商人は、江戸時代の頃より天秤棒一本をかついで商品を売り歩く行商人として財を築き、全国各地にお店を出して豪商と呼ばれるまでに発展した日本三大商人のひとつです。 「三方よし」とは、商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる、という考え方です。

近江商人は、行商する場所として賑わいのある東海道でなく険しい中山道を選びました。不便な地域だからこそ新しい価値があると考えたのです。不便な地域の人々は商品を買うとともに近江商人がもたらす様々な話(情報)を心待ちにしていたといわれています。
また、江戸時代における五個荘の識字率は全国でも群を抜いていました。近江商人は寺子屋や学校の創立など地域の子供たちの教育を率先して行いました。災害を防ぐための植林や治水事業も行いました。 100年先の将来を見据えて地域全体の発展のために尽くしたのです。
現代の”サスティナブル”(持続可能)をはるか昔より実践し、数多くの長寿企業が現在もますます活躍しています。このまちの至るところには、その精神が息づく独特の伝統文化がたくさん残っています。
古き良き日本の町並み 鯉が泳ぐ掘割 歴史ある舟板塀 日本の伝統美があります 景色はまるで額縁の絵 昔の生活文化 近江商人屋敷 藤井彦四郎邸の庭園美
はるか昔から代々と受け継いで実践してきた三方よしの歴史には、この先100年を生き抜く企業づくりのヒントがあります。
この近江商人の屋敷を会議や研修・宿泊の場としてご利用いただこうと考えています。日常の業務を離れ、三方よしを間近に感じながら100年先を考えてみてはいかがでしょうか?
あなたの会社の研修や会議についてお聞かせください。
